G-75DH3GZ7WH DESTINY or FATE-運命の輪-第二十三話 - 無料小説漫画 フルムーン

DESTINY or FATE-運命の輪-第二十三話

DESTINY or FATEー運命の輪

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自分の願いのために、死神として永遠を生きる運命を受け入れられるかどうかー。

死神に与えられたチャンスにより、消えゆく命の中、ヒスイは選択を迫られた。意識は相変わらず朦朧としてはっきりしないが、そんな中でヒスイは昔のことを思い出していた。

何があってもヒエンは俺が守る。

幼いながら、彼は固く決意した。思えばその頃の彼の心には、何の迷いも恐れもなかった。あの頃は、自分が思いのまま、いつだって愛するヒエンを、強く抱きしめることだって、心のままに微笑むことだってできたのに……なんだって今はどうしたというのだ? 自分の心に嘘ばかりついて、しまいにはハインの犬にまで成り下がり、なんだかんだと言い訳ばかりしてきたのではないか…….。

なぜ昔に比べて、というよりいつから、自分はこんなにも弱くなってしまったのか。自分が成長するにつれて、ヒエンが美しく成長するにつれて、そういったものに相反して、彼女が自分の”妹”である現実を思い知り、あわせて自分の自信の無さに際限なく苦しみ、それらを必死に覆い隠すため、嘘で嘘を塗り固めてきた、それが紛れもない真実だった。以前ベッドにヒエンがいた時、そんなと時に限ってハイン、あいつがは部屋にきて、本当ならこの状況を嫌ってほどあいつに見せつけてやりたかったのに!ヒエンは絶対にお前にはやらんって!!

そんな自問を繰り返し、押し黙っているヒスイに業を煮やして死神は問いただした。

「おい、早く決めないと、あんた本当に死んじまうぜ? だいたいあんた昔っからじれったいんだよ!!(いいじゃねえか、死神になったってヒエンがいるんだから!) 周りがどうとか、現実がどうとか、そんなの関係ないだろう!? 他人だの周りは一切関係ねえんだよ、要はあんたがどうしたいかだ。ヒエンはちゃんと決断したぜ、今度はヒスイ、あんたの番だよ! さあ、どうする!?」

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無料漫画小説ーDESTINY or FATE-運命の輪-第一話

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